中央アジアプロジェクト:アジア乾燥地帯の砂漠化防止・緑化支援とハナバチ類

Central Asian Bee Project: Field studies on wild bee fauna and pollination biology for combating desertification and planting campaigns in Asian arid areas

カザフスタン・ムユンクム砂漠のヒナゲシ群落

カザフスタン・ムユンクム砂漠のヒナゲシ群落

中国新彊ウイグル自治区、Andrena (Euandrena) almas
中国新彊ウイグル自治区で発見された、キク科砂漠植物への有力送粉ヒメハナバチの新種、Andrena (Euandrena) almas












中央アジア科学研究費海外調査プロジェクト(2000〜2004、2012〜2014)
研究代表者: 九州大学大学院農学・理学研究院・教授・多田内 修           

はじめに

砂漠化の原因

ハナバチ類

ハナバチ類の減少と送粉サービスの危機

送粉者保護の世界的取り組み

海外調査報告1(2000〜2004年)

海外調査報告2(2012〜2014年)

中央アジア産ハナバチ類標本データベース(BeeCAsia)の構築公開

アジア産ハナバチ類DNAバーコードデータベース(ABeeBOL) の構築公開

中央アジア産ハナバチ類画像データベース(CAB)の構築公開

研究発表


はじめに

 これまでアジア乾燥地域へのハチ目昆虫であるハナバチ類の科学研究費海外調査プロジェクトを3回実施してきた。1回目は1995から1996年の中国(甘粛省、青海省他)、2回目は2000年から2004年まで中央アジア(カザフスタン、キルギスタン)と中国(新疆ウイグル自治区)、そして3回目は2012年から2014年までの中央アジア(ウズベキスタン、キルギスタン)である。このプロジェクトでは、主として半砂漠化地域の植物に送粉(花粉媒介)する野生ハナバチ類の多様性と地理的分布を明らかにし、営巣習性や訪花植物等の生態を調べ、これら有用昆虫の保全のための提言を行うことが目的である。このHPでは2回目、3回目に行った主として中央アジアでの海外調査について報告する。

 

砂漠化の原因

 砂漠化の原因は自然的要因が13%、人為的要因が87%と言われ、前者は地球規模での気候変動、長期の旱魃、降水量の減少と乾燥化が含まれる。それに対して圧倒的に多い後者には、過放牧(図1)、過伐採、過開墾、過灌漑等による人間活動が入り、その結果、土壌浸食、水食、風食が起こり砂漠化に進むとされる。砂漠化の影響を受けている土地の面積は地球上の全陸地の約1/4、耕作可能な乾燥地域の約70%に当たる約36億ヘクタールに達し、世界の人口の約1/8、約9億人がその影響を受けているといわれる。特にアジアは砂漠化地域の割合が最も高く、36・8%に達している。アジアの43億ヘクタールの総面積のうち、地中海沿岸から太平洋岸に至るまで、17億ヘクタールの乾燥・半乾燥(図2)、乾燥半湿潤地が含まれる。アジアの乾燥地の砂漠化は、中央アジア・中東の放牧地の過放牧、中国・中央アジア・イラクなどでの大規模な塩類集積(図3)などによって特徴づけられる。また、中国などに発生した土地の劣化の多くは森林の過伐採や過栽培が原因と言われている。急速に拡大している人口と限られた土地資源は、アジアの発展途上国にとって砂漠化防止が困難な状況になりつつある。中央アジア諸国(カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン)では、干ばつと砂漠化の深刻な影響を受けており、アラル海プロジェクトのように、砂漠化防止や土地劣化との闘いにむけて国を超えての地域協力もみられるが、まだまだ不十分である。

図1 過放牧(中国新疆ウイグル自治区)

図1 過放牧(中国新疆ウイグル自治区)

図2 半乾燥地での野営(ウズベキスタン・キジルクム沙漠)

図2 半乾燥地での野営
 (ウズベキスタン・キジルクム沙漠)


図3 塩類集積(カザフスタン)
図3 塩類集積(カザフスタン)

















ハナバチ類

 ハナバチ類は名前のように花に訪花し、花粉と蜜を集め(図4)、その時に同時に花の送粉(花粉媒介)が成立するのである。そして主として地中に掘った巣の中に花粉と蜜を持ち帰って、花粉団子(図5、6)を作りその上に産卵する。孵化した幼虫は地中でその花粉団子を食べて成長する。成虫は花から花粉と蜜を集めるために、適応的な形質を進化させてきた。一つは蜜を吸いやすいように長く延びた中舌で、ムカシハナバチ科では花粉を蜜とともに飲み込み胃内に入れて巣に運ぶメンハナバチ類と、短いハート型の中舌しかもたないムカシハナバチ類とがある。もっとも進化したミツバチ科の中には体長の2倍の中舌を持つ中南米産のシタバチ類のようなグループもある。この中舌のはたらきにより、花から強力に蜜を吸い上げる。もう一つは花粉を巣に運ぶための運搬毛が発達していることである。通常の体毛とは違って、主として後脚や腹部下面に花粉が付着しやすいように羽毛状の特殊化した毛がまとまって生えている。ミツバチではさらに進化して後脚にある脛節という一つの節が花粉籠(花粉バスケット)と呼ばれる特殊な構造になり、その中に効率よく大量の花粉を詰めて運べるようになっている。ハナバチ類は世界で7科( 9科とする研究者もある) 約2万2000種が知られ、北米で4000種、ユーラシア大陸で4000種、南米で7000種、アフリカ大陸で4000種、オーストラリアで3000種が報告され、今後も南米、アフリカ、中央アジア、オーストラリアなどから新種が多数報告されると考えられている。生物は一般に低緯度地域の熱帯に多様性が高く種数が多いのが普通だが、ハナバチ類は温帯乾燥地域に適応した分類群と言われ(Michener, 2007)、世界の乾燥地域、例えば北米西部、アルゼンチン北部、南アフリカ、オーストラリアの一部、地中海沿岸、中近東、中央アジアの半砂漠やステップには多数のハナバチ類が生息している。これらの地域に比べると、湿潤気候である日本では種数は比較的少なく、約400種しか生息していない。

図4 マメ科イガマメへの訪花(キルギスタン)

図4 マメ科イガマメへの訪花
   (キルギスタン)


図5 地中の巣の中の花粉団子(キルギスタン)

図5 地中の巣の中の花粉団子
   (キルギスタン)


図6 地中の花粉団子と幼虫(キルギスタン)
図6 地中の花粉団子と幼虫
   (キルギスタン)










ハナバチ類の減少と送粉サービスの危機

 動物によって送粉される被子植物は、世界全体で30万8006種、87・5%という報告がある。特に熱帯では単独の動物によって送粉される特化した植物の割合が増加しているといわれる(Ollertonほか、2011)。動物媒介による農作物の依存度、すなわち送粉者(花粉媒介者)による生態系サービスの値(世界の主要農作物が送粉者により生産をあげている割合)は世界で75%、経済的に年間1530億ユーロ、世界の農業生産額の9・5%とも言われており、無視できない数字である。

 近年アメリカやヨーロッパでのミツバチの減少、ヨーロッパでのマルハナバチや蝶の減少を契機として、健全な送粉システムの重要性や、作物や野生植物の送粉者であるハナバチ類などの保全が叫ばれるようになってきた。送粉システムの危機は、ミツバチやハナバチ類の減少によって明らかであり、大部分の陸域生態系の機能を維持する上で、植物送粉者の相互作用が重要な役割を持っていると考えられる。しかし、現状ではこの相互作用を積極的に保全しようとする考え方はまだ十分に理解されていない。送粉システムを減少させる人為的原因、すなわち生息地の断片化、土地利用の変化、近代的な農業慣行、殺虫剤や除草剤などの化学物質の使用、外来の植物や動物、病気の侵入等に注意を払い、作物や野生植物の送粉者の多様性をさらに回復増加させていく必要がある。

 

送粉者保護の世界的取り組み

 送粉者の減少の懸念に対して、各国政府や生物多様性条約等の組織は、近年送粉者を保護するための取り組みを立ち上げている。国際的な送粉者イニシアティブ(取り組み)は、2000年の生物多様性条約締約国第5会議によって設立され、「送粉者多様性の世界的な減少の問題に対処する緊急の必要性」を宣言した。これらの取り組みは送粉者に対する危機というよりも送粉者が送粉する作物についての危機であり、人類は食糧の1/3が直接間接に動物の送粉に依存していることを認識させるものであった。この宣言の目的は、(1)送粉者の減少とその原因、および送粉サービスに対する影響を監視する、(2)送粉者の分類学的情報の不足に対処する、(3)送粉の経済的価値と送粉者と送粉サービスの減少の経済的影響を評価する、(4)農業および関連する生態系の送粉者の多様性の保全、回復及び持続可能な利用を推進する、ことであった。その結果、17カ国が参加したヨーロッパ送粉者イニシアティブをはじめ、北米送粉者保護キャンペーン、アフリカ送粉者イニシアティブなどいくつかの地域的な取り組みが行われてきている。ヨーロッパでは、マルハナバチと蝶の減少に対する懸念が分布変化を追跡する大きな取り組みとなって進められてきた。

 

海外調査報告1(2000〜2004年)

アジア乾燥地帯の砂漠化防止・緑化支援のための野生ハナバチ類の送粉に関する基礎研究

研究代表者:九州大学 大学院農学研究院・教授・多田内 修

科学研究費・基盤研究(B)(2):課題番号:14405025

 

 学術調査は主として、カザフスタンのキジルクム砂漠、ムユンクム砂漠、サルイイシコトラウ砂漠及び中国新彊ウイグル自治区のジュンガル盆地の4つの砂漠で実施し、予備調査1回、本調査4回の計5回行った。訪花性昆虫の花ごとの見つけ採り、すくい採りによる採集を行い、特にハナバチ類については訪花植物の調査、営巣習性の調査を行った。砂漠植物の開花期の5-6月に実施した調査では、予想以上の膨大な数のハナバチ類が発生して送粉に関与しており、アジア温帯乾燥地域で植物の送粉にはたすハナバチ類の重要性を確証することができた。

内容

 研究組織

 野外調査:調査地域、調査参加者

有力送粉(花粉媒介)昆虫類の探索、生息状況のモニタリング、生態調査

野生ハナバチ相の調査、系統分類学的研究および生物地理学的研究


セイヨウアブラナが咲くカザフ草原

セイヨウアブラナが咲くカザフ草原

キジルクム沙漠のヒナゲシ群落(カザフスタン)

キジルクム沙漠のヒナゲシ群落(カザフスタン)

Taraz-Jabagly 国立公園(カザフスタン)
Taraz-Jabagly国立公園
(カザフスタン)

Mts. Karatau(カザフスタン)
Mts. Karatau(カザフスタン)











バラに訪花するヒメハナバチ Andrena(カザフスタン)

バラに訪花するヒメハナバチ Andrena(カザフスタン)

セリ科に訪花するコハナバチHalictus(カザフスタン)

セリ科に訪花するコハナバチHalictus(カザフスタン)

パルナシウスParnassius(キルギスタン)
パルナシウスParnassius
(キルギスタン)

ツノトンボLibelloides(カザフスタン)
ツノトンボLibelloides
(カザフスタン)












営巣地調査(カザフスタン・アルマテイ近郊)

営巣地調査(カザフスタン・アルマテイ近郊)

営巣地調査(カザフスタン・アルマテイ近郊)

営巣地調査(カザフスタン・アルマテイ近郊)

営巣地調査(カザフスタン・キジルクム砂漠)
営巣地調査(カザフスタン・キジルクム砂漠)











カザフスタン国立中央博物館

カザフスタン国立中央博物館

カザフスタン動物学研究所員とともに

カザフスタン動物学研究所員とともに

調査地でのKastcheev動物学研究所教授
調査地でのKastcheev動物学研究所教授












海外調査報告2(2012〜2014年) 

アジア乾燥地帯の砂漠化防止緑化支援のための送粉昆虫資源調査

研究代表者:九州大学 大学院理学研究院・特任教授・多田内 修

科学研究費・基盤研究(B)(海外調査): 課題番号:24405016
 

 学術調査は主として、キルギスタンの山岳乾燥地域とウズベキスタンの半沙漠化地域で実施し、訪花性昆虫の花ごとの見つけ採り、すくい採りによる採集を行い、特にハナバチ類については訪花植物の調査、営巣習性の調査を行った。大草原の発達しているカザフスタンと違い、山岳国であるキルギスタンは草原が少なく、その少ない草原は羊、牛、馬、ヤクの過放牧の影響が極端に現れ、草丈が数僂諒晋兇篌侈未箸覆辰討り、開花植物が食われて少なくなり、ハナバチ類も多くなかった。過放牧により、草原の植物と訪花性昆虫類の多様性が減少し、その結果、土地が痩せ、乾燥地化、半砂漠化のプロセスが進んでいるのを直接目で確かめることができた。

 

1  アジア乾燥地帯の砂漠化防止・緑化支援としての送粉ハナバチ類 多田内 修

 内容

 研究組織

 野外調査:調査地域、調査参加者

 アジア乾燥地域のハナバチ類の多様性

 アジア乾燥地域のハナバチ類の分類と生態

 人為的撹乱と過放牧がハナバチ類に及ぼす影響

 

キルギス共和国における野生ハナバチ類の営巣生態と巣の構造  宮永 龍一

 内容

 発掘した11種の営巣地概要、巣の構造について

<キルギスタン調査画像>

イシククル湖南部の天山山脈 (3700m)

イシククル湖南部の天山山脈 (3700m)

天山山脈中のシルクロードの旧隊商宿

天山山脈中のシルクロードの旧隊商宿

ギョリュウの咲く乾燥地の河畔
ギョリュウの咲く乾燥地の河畔
ハナバチ類の維持に貢献する牧草イガマメの栽培
ハナバチ類の維持に貢献する牧草イガマメの栽培













エーデルワイス

エーデルワイス

野生のチューリップ

野生のチューリップ

ヒゴタイの一種
ヒゴタイの一種
ヤナギラン
ヤナギラン












コハナバチ

コハナバチHalictus

ツツハナバチ

 ツツハナバチOsmia

ケブカハナバチ
ケブカハナバチAnthophora
マルハナバチ
マルハナバチBombus












過放牧後の草原(摂食のため刺のあるアザミしか残らない)

過放牧後の草原(摂食のため刺のあるアザミしか残らない)

イシククル湖南部の天山山脈(3800m)

イシククル湖南部の天山山脈(3800m)

ソンクル湖途中の調査地 (3000m)
ソンクル湖途中の調査地 (3000m)
イシククル湖北部の営巣地調査
イシククル湖北部の営巣地調査















中央アジア産ハナバチ類標本データベース(BeeCAsia)の構築公開


これまでのカザフスタン、キルギスタン、ウズベキスタンおよび中国新彊ウイグル自治区の海外調査で採集したハナバチ類標本データベース(BeeCAsia)を構築公開した。標本データ数は未発表の標本データを除き201410月末現在27,427件あり、世界的にも貴重なコレクションとなっている。これらのデータはいずれもGBIF(地球規模生物多様性情報機構)の標準書式 Darwin Core に従って作成され、学名、採集年月日、採集地、採集者等19項目を収録している。http://beecasia.aiic.jp/j-top


 

アジア産ハナバチ類DNAバーコードデータベース(ABeeBOL) の構築公開

 広くアジア産のハナバチ類のDNAバーコードを集積しデータベース化しているが、今回のプロジェクトで得られた中央アジア産のハナバチ類も材料として扱っている。標本データ数は中央アジア産種を含めて201519日現在252件ある。これらのデータはいずれもGBIF(地球規模生物多様性情報機構)の標準書式DarwinCore に従って作成され、DNAバーコードデータのほか、学名、採集年月日、採集地、採集者等19項目を収録している。(http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/abeebol/index-j.html







中央アジア産ハナバチ類画像データベース(CAB)の構築公開

 中央アジア産のヒメハナバチ科の画像データベースを構築公開した。九大所蔵の標本のほか、オーストリア・リンツ生物学センターの協力により構築を開始したデータベースである。各レコードには、科名、属名、種名、分布、模式産地、模式標本の所蔵機関、 原記載の出典、同物異名、文献、画像等12項目を収録している。 (http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/xcab/)




















研究発表

 国連砂漠化防止会議 UNCCDCOP10, 2011

原著論文・単行本・解説

    Ariana, A., E. Scheuchl, O. Tadauchi and F. Gusenleitner, 2009. A taxonomic revision of the subgenus Andrena (Brachyandrena) (Hymenoptera: Andrenidae). Zootaxa, 2281: 21-39.
    Ariana, A., O. Tadauchi, M. A. Shebl, 2009. A revision of the subgenus Osychnyukandrena of the genus Andrena (Hymenoptera; Andrenidae). Esakia, (49): 63-70.
    Dawut, A. & O. Tadauchi, 2001. A systematic study of the subgenus Seladonia of the genus Halictus in Asia (Hymenoptera, Apoidea, Halictidae) II. Esakia, (41): 106-128.
    Dawut , A. & O. Tadauchi , 2002a. A systematic study of the subgenus Seladonia of the genus Halictus in Asia (Hymenoptera, Apoidea, Halictidae) III. Esakia, (42): 121-150.
    Dawut, A. & O. Tadauchi, 2002b. A systematic study of the subgenus Seladonia of the genus Halictus in Asia (Hymenoptera, Halictidae). Proc. of 5th Intnl. Conf. Hymenopterists, Beijing, China,. p.59.
    Dawut , A. & O. Tadauchi, 2003. A systematic study of the subgenus Seladonia of the genus Halictus in Asia (Hymenoptera, Apoidea, Halictidae) IV. Esakia, (43): 97-131.
    Kastcheev, V.,(訳 多田内 修), 2010.捕食性・寄生性ハネカクシがカザフスタンの有害節足動物の個体数調節にはたす役割. 昆虫と自然, 45 (1): 12-15.
    Kuhlmann, M., 2009. Bees of the genus Colletes (Hymenoptera, Colletidae) from Central Asia collected by the Kyushu University Expeditions. Esakia, (49): 15-20.
    Mitai, K. and O. Tadauchi, 2008. The genus Nomada (Hymenoptera, Apidae) from Kazakhstan and Kyrgyzstan collected by the Kyushu University Expedition (1). Esakia, (48): 35-48.
    Miyanaga, R., O. Tadauchi and R. Murao, 2006. Notes on the nest architecuter of Halictus senilis (Eversmann) in southeast Kazakhstan (Hymenoptera, Halictidae). Esakia, (46): 21-23.
    Murao R., Tadauchi O. & Miyanaga R., 2015. The bee tribe Anthidiini (Hymenoptera, Megachilidae) collected from central Asia. Jap. J. Syst. Entomol., 21 (1): 7-12.
    Shebl, M. A. and O. Tadauchi, 2009. The genus Andrena from Kazakhstan and Kyrgyzstan (Hymenoptera, Andrenidae) (3). Esakia, (49): 21-62.
    Tadauchi, O. 2005. Field studies on wild bee fauna and pollination biology for combating desertification and planting campaigns in Asian arid areas: A report for the year 2000 to 2004. Esakia, (45): 1-8.
    Tadauchi, O., 2006. The genus Andrena from Kazakhstan and Kyrgyzstan collected by the Kyushu University Expedition (Hymenoptera, Andrenidae) (1). Esakia,(46): 1-19.
   多田内 修, 2006. ハナバチたちのアジア. pp. 41-69. 九大アジア叢書7. 昆虫たちのアジア. 九州大学出版会.福岡.
   Tadauchi, O., 2008. The genus Andrena from Kazakhstan and Kyrgyzstan (Hymenoptera, Andrenidae) (2). Esakia, (48): 1-18.
    多田内 修, 2010. 砂漠と昆虫?特集に寄せて. 昆虫と自然, 45 (1): 2-3.
    多田内 修. 2010. 砂漠緑化支援とハナバチ類. 昆虫と自然, 45 (1): 4-7.
    多田内 修, 2015. アジア乾燥地帯の砂漠化防止・緑化支援としての送粉ハナバチ類. 東アジアの砂漠化進行地域における持続可能な環境保全. 九州大学東アジア環境研究機構RIEAE叢書VI(共著),花書院,203 pp.
    Tadauchi, O., C. Hirosawa, H. Inoue, T. Sugimoto, R. Murao, N. Takahashi, S. Sato, K. Mitai and Y. Hara, 2009. Specimen database AIIC, Asian insect information center database, based on types and normal specimens collected in Asia and the Pacific Area, Part 1. Esakia, (49): 1-10.
    Tadauchi, O., R. Miyanaga & A. Dawut, 2005. A new species belonging to the subgenus Euandrena of the genus Andrena from Xinjiang Uygur, China with notes on nest structure (Hymenoptera, Andrenidae). Esakia, (45): 9-17.
    Tadauchi, O. & H.-l. Xu 2002. A revision of the subgenus Cnemidandrena of the genus Andrena of the eastern Asia (Hymenoptera, Andrenidae). Esakia, (42): 75-119.
    Tadauchi, O. & H.-l. Xu 2003. A revision of the subgenus Taeniandrena of the genus Andrena of the eastern Asia (Hymenoptera, Andrenidae). Esakia, (43): 65-95.
    Tadauchi, O. & H.-l. Xu 2004. The subgenus Cordandrena of the genus Andrena newly recorded from eastern Asia, with a new species (Hymenoptera, Andrenidae). Esakia, (44): 81-90.
    Xu, H.-l. & O. Tadauchi 2001. Supplements to the subgenus Simandrena of the genus Andrena of China (Hymenoptera, Andrenidae). Esakia, (41): 155-160.
    Xu, H.-l. & O. Tadauchi 2002. A revision of the subgenus Chlorandrena of the genus Andrena of the eastern Asia (Hymenoptera, Andrenidae). Esakia, (42): 55-73.
    Xu, H.-l. & O. Tadauchi 2005. A revision of the subgenus Hoplandrenaof the genus Andrena of the eastern Asia (Hymenoptera, Andrenidae). Esakia, (45): 19-38.
    Xu, H.-l., O. Tadauchi & Y.-r. Wu 2002. A revision of the East Asian subgenus Oreomelissa of the genus Andrena (Hymenoptera, Andrenidae). Proc. of 5th Intnl. Conf. Hymenopterists, Beijing, China, pp. 58-59.


口頭発表

    Ariana, A. and O. Tadauchi, 2009, New records of species of the genus Andrena (Hymenoptera: Andrenidae) in Iran, 6thAsia-Pacific Congress of Entomology, Beijing,.
    Dawut, A. & O. Tadauchi 2002. A systematic study of the subgenus Seladonia of the genus Halictus in Asia (Hymenoptera, Halictidae). 5th Intnl. Conf. Hymenopterists, Beijing, China.
    Jashenko, R. 2004. Aral Sea Disaster. & Insects in deserts in Kazakhstan. 中央アジア 第1回学術講演会. 九州大学 福岡他.
    川崎やよい・宮永龍一 2004. 人工巣を用いた地中営巣性コハナバチの行動観察. 日本昆虫学会第64回大会、札幌.
    Kastcheev, V. 2004. Biodiversity in Kazakhstan. 中央アジア第2回学術講演会.九州大学 福岡他.
    Kastcheev, V. 2009. Deserts in Kazakhstan and insect.九州大学東アジア環境研究機構国際シンポジウム. 福岡.
    三田井克志・多田内 修・紙谷 聡志・村尾 竜起 2003.  カザフスタンの昆虫 と自然. 日本昆虫学会九州支部大会、福岡.
    村尾竜起 2004. 中央アジアにおけるハナバチ類調査報告. 日本昆虫学会第64回大会、札幌.
    Murao, R. & O. Tadauchi, 2012, Solitary and social halictine bees collected by the Kyushu University expeditions to Central Asia. 24th International Congress of Entomology, Daegu, Korea.
    Tadauchi, O., 2003. Entomology database KONCHU including various files relating to species information on Japanese, East Asian and Pacific insects. Joint Intnl. Forum on Biodiversity Information, Building Capacity in Asia and Oceania, Tsukuba.
    多田内 修, 2008, 砂漠化と昆虫−カザフスタンの歴史と自然. 九州大学アジア総合政策センター, 九州大学アジア理解講座第5回, シルクロード地域における国際協力社会開発シリーズ「飛躍する資源大国 中央アジア カザフスタン」
    Tadauchi, O., 2010, Asian species information databases KONCHU and AIIC based on Asian insects,TELDAP Internatinal Conference, Taipei.
    Tadauchi, O., 2011, Wild bee fauna and pollination biology for combating desertification and planting campaigns in Asian arid areas,The International Symposium on Combating Desertification in East Asia.
    Tadauchi, O., 2011, Wild bee survey for planting campaigns in Asian arid areas, UNCCD COP10.
    Tadauchi, O., 2012, Asian species information databases KONCHU and AIIC based on Asian Insects.  24th International Congress of Entomology, Daegu, Korea.
    Tadauchi, O., 2012. Role of native bee community in prevention of desertification in Central Asian arid region: contributions from taxonomy,日本学術振興会国際交流事業国際研究集会シンポジウム Conservation and sustainable use of pollinators: towards global assessments.
    多田内 修, 2012, 乾燥地の緑化をささえる訪花性昆虫類. 鳥取大学乾燥地研究センター・九州大学東アジア環境研究機構, 「乾いた大地 砂漠〜黄砂のふるさと〜」
    多田内 修, 2012, 砂漠化防止・緑化支援-アジア乾燥地域でのハナバチ類調査,日本学術会議公開シンポジウム 環境変動と昆虫科学
    Tadauchi, O., A. Dawut & H. Inoue, 2002. Image database file HANABACHI based on the Japanese bees. 5th Intnl. Conf. Hymenopterists, Beijing, China.
    Tadauchi, O., A. Dawut & H. Inoue 2004. Image database File HANABACHI based on the Japanese bees. XII International Congress of Entomology, Brisbane, Australia.
    Tadauchi, O. and H. Inoue, 2009, Asian insect information center database (AIIC) based on Asia and Pacific Insects, 6th Asia-Pacific Congress of Entomology, Beijing,
    多田内 修・宮永龍一・村尾竜起 2004. 中央アジア乾燥地帯における砂漠 植物への送粉性ハナバチ類の探索と生態調査.日本昆虫学会第64回大会、札幌..
    Tadauchi, O., R. Miyanaga & A. Dawut 2005. Field studies on wild bee fauna and pollination biology for combating desertification and planting campaigns in Asian arid areas. 5th Asia-Pacific Congress of Entomology, Cheju, Korea.
    Xu, H.-l., O. Tadauchi & Y.-r. Wu 2002. A revision of the East Asian subgenus Oreomelissa of the genus Andrena (Hymenoptera, Andrenidae). 5th Intnl. Conf. Hymenopterists, Beijing, China,
 

中央アジア学術公開講演会の実施

2004年に海外共同研究者であるカザフスタンの下記の2名の研究者を日本に招聘し、研究とりまとめと計5回の中央アジア学術公開講演会を実施した。

(1) Roman Jashenko (カザフスタン科学院動物研究所・助教授)

招聘期間:20041011-113

学術公開講演会の実施機関:九州大学、鹿児島大学、島根大学、京都大学

学術公開講演会の題目:アラル海の環境汚染、及び、カザフスタンの砂漠化地域の昆虫

(2) Vitaly Kastcheev (カザフスタン科学院動物研究所・教授)

招聘期間:2004113-1116

学術公開講演会の実施機関: 九州大学

学術公開講演会の題目: カザフスタンの生物多様性について

 

国際交流

Kastcheev動物学研究所教授歓迎会
学術振興会外国人招へい研究者(短期)事業によるKastcheevカザフスタン動物学研究所教授の招聘

















(1) 中央アジア調査写真展の実施

2005年にアルマティ市において、在カザフスタン日本大使館の後援により、中央アジア調査写真および日本紹介写真展を実施した。

実施期間:20051121-23

実施都市:カザフスタン・アルマティ市 Modern Gallery "Tengri Umai"

(2) 学術振興会外国人招へい研究者(短期)事業

2005年に下記の研究者を学術振興会外国人招へい研究者(短期)事業で、日本に招聘し、共同研究を行った。

Vitaly Kastcheev (カザフスタン科学院動物研究所・教授)

招聘期間:200578-91

研究課題名:アジア乾燥地帯における生物多様性とその保存に関する研究

訪問研究機関:九州大学、島根大学、国立科学博物館、千葉県立博物館

野外調査:隠岐島、西表島、北アルプス

(3) 九州大学・東アジア環境研究機構による国際シンポジウム

2009年に下記の研究者を九州大学・東アジア環境研究機構の国際シンポジウム講演者として日本に招聘した。

Vitaly Kastcheev (カザフスタン科学院動物研究所・教授)

招聘期間:20091130-127

国際シンポジウム:砂漠化防止プロ ジェクト

講演題目:カザフスタンの砂漠と昆虫の多様性